はじめに
1つの悪が全ての幸福を破壊する
薬剤師にとって病院転職は重要なキャリア選択のひとつです。
しかし、幸福を得るためには、思い込みにとらわれず科学的な判断が必要です。
本記事では、病院転職に際して陥りがちな思い込みを
「幸福感」と「思い込み」に関してまとめた記事となります。
薬剤師の転職は、幸福感や自己実現のために必要なことです。
しかし、転職には思い込みがつきものです。
薬剤師が病院への転職を考える上での「幸福感」と「思い込み」について、
「科学的な適職」を参考に以下の3つにわけて紹介します。

人生にはどのような幸福感があるのか?
また、思い込みによる誤解がないよう、注意点をお伝えします。
病院薬剤師のキャリアアップに興味のある方は必見の記事です
でも、なにが幸福に結びつくのか?
本当に幸福に必要なものを知ることで
新しい転職の軸が見つかります
転職に関する情報は増えている。
だが、一般的な企業の転職の内容多く
医療業界で通用するのかが想像しづらい部分も。
- 1章:「病院に転職する際に気を付けるべき8つ悪」
- 2章:「薬剤師の転職で知っておくべき7つの誤解」
- 3章:「薬剤師の仕事選びで幸福度をあげる7つの要素」
- おまけ:「幸福度が高い病院へ転職する方法」

天国か? 地獄か?
また、これらの内容は1つ1つが多いので
今回はまとめ記事としての説明となります。
詳細が気になる方は
各章の一番最後にもリンクを貼ってますので
内容を見て気になる記事があればぜひご覧ください。
\薬剤師の幸福度を上げる転職を解説!/
\薬剤師の幸福度を上げる転職を解説!/
1章:病院に転職する際に気を付けるべき8つ悪

さっきから使ってるけど
幸福度ってなによ?
幸福ならわかるけど・・・(´・ω・`)
一人ひとりの幸福を所得などの経済的要素に限ることなく、
緑のgoo より
家族や社会との関わり合いなどの要素も含めて評価する考え方のこと。

ようするに幸せを数値化したってことね?
こうすることで世界と比較して
日本がどれだけ幸せか?
ということもわかりやすいわね。
科学的な適職では
8つの悪が職場にはあるとされている。
- ワーク・ライフ・バランスが崩壊
もっとも幸福度を下げる要素 - 雇用が不安定
病院では基本的に正社員かパートが多く
一定の時間働ければ雇用保険も付く - 長時間労働
週の労働時間が55時間を超えると色々な病気のリスクが上がる。 - シフトワーク
医療現場は貢献度は高いが無理は禁物 - 仕事のコントロール権
一般職でも仕事の裁量は残っているか? - ソーシャルサポート
最近は、悩みを受ける相談窓口を設ける法人も - 組織内の不公平
医療では特定の職種に偏ることも…(-_-;) - 長時間通勤
通勤時間のストレスは特に悪

一部、医療業界上
改善しづらいものがあるわね・・・
ε- ( ̄、 ̄A)

これら全てが
改善される病院は
ほぼないことが前提じゃろう。
私自身のこれまで病院経験から評価すると
改善しやすいもの・改善しづらいものに分けられる。
改善しやすいもの
2.雇用
→薬剤師の働く場としては日本全国にある
4.シフトワーク
→給与と体力のバランスを考える
自分の希望は常に職場に伝えよう
5.仕事のコントロール権
→薬剤師は様々な業務が与えられやすい
6.ソーシャルサポート
→会社の福利厚生で自分に合うものを見つける
8.長時間通勤
→できるだけ職場から通いやすい場所へ引っ越す

改善しづらいもの
1.ワーク・ライフ・バランス
→これは病院によりけり。会社がどれだけ薬剤師を採用してくれるか?
少ないと休みづらい、採用したいが
薬剤師は人件費の高さがネック
3.長時間労働
→医師や看護師の働く時間が長すぎることから
他の職員の労働時間の改善の優先度は下がる
7.組織内の不公平
→医師や看護師あっての病院という考えが
そのまま現場に反映されるところもある
薬剤師の評価もまだまだ不安定

「改善してほしいけどうちは全然されないよ!」
という現場もあるでしょう。
病院ではこんな職場に気をつけましょう!
という記事も作成しました。
【こういう病院はNG!】危険な8つの職場
- 今の職場でいくつ不安要素を変えられるのか?
- 仮に転職するといくつ不安要素を変えられるのか?
まずは、記事をご覧いただくことをオススメします。


(なにこの露骨な宣伝は…(´・△・`))
2章:転職では、7つの思い込みから抜け出そう
仕事選びにはみんながハマる思い込みが7つほど存在します。
これは、実は人間の幸福とは関係のない仕事の要素と
言われており、この7つの要素を重視して転職を行っても
幸福度を高めることは難しい、あるいは一時的である。
という風に言われております。
その要素とは以下の通り
- 好きなことを仕事にする
- 給与の多さで選ぶ
- 業界・職種で決める
- 仕事の楽さで決める
- 性格テストで選ぶ
- 直感で選ぶ
- 適正に合う仕事を求める

え?
どれも大切なことじゃないの?
多くの人がこれをポイントに仕事選んでいる
気がするけど・・・?
?(。・◇・)

ある程度までは大切だが
科学的には
人生の幸福度は
この7つでは満たされにくいという
結果が出ておるのじゃ。
詳細に関しては
【警告】転職における間違った7つの思い込み
にて紹介しております。
上記の記事をここでは簡単にまとめて紹介します。
7つの要素に関して薬剤師の立場から考えて
「こうした思い込みで転職するのは気を付けよう」というポイントになります。

- 好きなこと
→最初から好きと考えると人間関係などトラブルの時に
好きでなくなる可能性がある。
むしろ、続けるうちに好きなる「成長派」
という考え方の方がより幸せになりやすい。 - 給与の多さ
→年収の幸福度は450万を超えたあたりから上昇しにくい。
給与はアップしてもその幸福の効果は約1年。
むしろ、良い人間関係や健康状態を良くすると
年収の7~65倍も高い幸福度を得ることができる。 - 業界・職種
→日本の医療制度は崩壊するなどと言われて久しいが
そもそも業界の未来を予測することはとても難しい。
ほかの要素に重点を置いて仕事を続ける方が幸せは続きやすい。 - 仕事の楽さ
→ブラックな環境で自分の精神が壊れる状態(パニックゾーン)
の職場からは逃げたほうがよいが
かとっていて、楽すぎる状態(コンフォートゾーン)も危険。
適度なストレス(ラーニングゾーン)こそ、
病院は医療を扱うからストレスは程よく得ることができる。
労働環境や人間関係が悪化するとパニックゾーンに入りやすいので注意!。
- 性格テスト、直感、適性
→自分での評価はバイアス(思い込み)が発生し客観的な評価がされない。
またこれらを行っても満足度が高いというデータもない
では正しい価値観とはなにか?
次のパートで紹介致します。

3章:医療現場での7つの幸福とはなにか
では何を基準に仕事を選ぶのが良いのか?
「科学的な適職」ではこの7つとされている。
- 自由
→自分で判断して良い仕事があるか?
中小ではこの自由度は高いと思う - 達成
→アップデートのある内容か?
医療業界は「生涯研鑽」と言われるほど
知識を身につけるのが必須なので達成しやすい - 焦点
→自分のモチベーションに合っているか?
職場次第でもあるので、事前の訪問やリサーチはここも考えると良い - 明確
→その職場での未来が見えるか?
医療サービスは患者あってこそ成り立つビジネス
今後の日本での地域での需要がある病院を探すのも大切 - 多様
→作業内容は単調ではないか?
急性期になるほど患者の変化は激しい
自分が適度なストレスを感じる現場の病院を探そう - 仲間
→仕事をフォローしてくれる人はいるか?
普段から人に尽くす「ギバー」となりお互い信頼を高めよう
良い人間関係から得られる幸福度は年収よりはるかに高い - 貢献
→世の中に役立つ実感はあるか?
医療は人の役に立つ達成感は高い(ヘルパーズハイ)
この中で6.仲間がいることにについて補足をすると
年収を上げるより高い「幸福度」を得られます。
更に、その職場での効果はずっと続くといわれております。
(年収アップでの幸福度アップの効果は約1年)

人の命を預かる仕事である以上
大変なこともありますが
患者様から「ありがとう」という感謝を
言われるときほど、幸せな時間はほかにありません。

こうした貢献による幸せを感じることを
「ヘルパーズハイ」と言います。
医療従事者が幸福度を上げるのに
とても向いている仕事の理由の1つでもあります。


具体的な内容に関しては別の記事でまとめると。
医療は業務とやりがいのバランスをどう捉えるかが大切ね。
7つの幸福について、病院や医療現場に置き換えた
内容を病院薬剤師の立場からご紹介しております。

最近では職場に限らず
SNSで同じ趣味や仕事の仲間を作ることもできます。
世界中の薬剤師、医療従事者と繋がることも。
いい時代になったものですな…

この記事をキッカケに、SNSの世界へ
足を運んでくれる人がいると、ウチらも嬉しいで!

おまけ:「幸福度が高い病院へ転職する方法」
そうはいっても、年収や残業時間といった情報は
転職では必要なことが多い。
実際に、幸福度の高い転職活動を始めるにはどうしたらよいか?
そう思ったら転職エージェントに
登録することをオススメしたい。
無料で相談から転職まで
行えることから私も相談をしている。

エージェントの選ぶ転職先と
自分の考えを合わせることで
あなたの市場価値を確認することもできるわ。

もしかしたら、あなたの職場の
幸福度は凄く高いころだったと
気づくことができるかもしれないわ。
また、「エージェント」他人への相談はちょっと…という方は
自分で探してみたい という方は「直接応募型」のサイトもオススメです。
応募型は転職できる病院の選択肢が圧倒的に広がるので
これまで紹介した適職の知識を組み合わせてみましょう。
実際に、良い人間関係を作れそうな職場と思ったら
就職先の候補として選ぶのも大いにアリでしょう。
おわりに
今回の記事のおさらい
- 危険な特徴8つを知っておこう
→ワーク・ライフ・バランスなど
解決できるものと、そうでないものがある。
すべてを解決できる職場は存在しない。 - 転職では、7つ思い込みから抜け出そう
→年収などでは幸福を長続きしない。 - 医療現場での7つの幸福とはなにか
→良い人間関係や仕事の目的がハッキリしている。
長く続けることができる場所こそ幸福度が高い
この本に出会うまでは私も
間違った解釈で仕事を選ぼうとしておりました。
しかし、仕事に大切なことを知った今なら
幸福度の高い職場を見つけやすくなると信じております。
適職を科学で選ぶ
直感ではなくデータで探そう

ではまた、次のブログで
Thank you for watching!
See you Next!
\薬剤師の幸福度を上げる転職を解説!/
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