【医療療養型の病院とは?】高齢者の健康と笑顔を支える薬剤師になりませんか?

転職

はじめに

キーワードは【ときどき入院、ほぼ在宅】
新たなキャリアの扉がここに

日本の医療の現状は

全体として急性期が過剰で
回復期が不足する状況が改めて浮き彫り

GemMed より

あなたは、医療療養型の病院での転職を考えたことはありますか

高齢者の増加に伴い、多くの病院での薬剤師を必要としております。
ですが、その実態をお伝えしている薬剤師はまだまだ少ないのが現状です。

在宅と入院の融合で、患者を最期まで見届けてませんか?
医療療養型の病院は、職場は忙しさがない分、
家族や自分だけの時間を取りやすく
プライベートとの両立が実現しやすいのが特徴です。

  • 病院で働きつづけたい、忙しくて転職したい
  • 病院に興味があるけど、未経験なので不安がある
  • 自分だけで転職できるかが不安

そんな心配は大丈夫です!
やりがいと安定を提供する療養型病院の世界をのぞいてみませんか?

これからの病院の多くが
回復期や慢性期
へと変化していく時代です。

病院に勤めたいけど
患者にも自分にも
ゆとりのある生活が望める

今回は、病院薬剤師の目線からみた
病院のご紹介(医療療養編
)ということで

  • 第1章:時代の流れと高齢者の医療ニーズを知ろう
    高齢者がときどき入院、ほぼ在宅を行き来する医療の時代。
    これからますます増加する高齢者のために、
    理想の医療環境を提供することが求められています。
  • 第2章:地域の薬剤師同士の連携が患者をより良くする
    これからは、薬局と病院の薬剤師の連携がより重要になります。
    入退院を繰り返す患者の薬歴や健康情報の共有がスムーズでなければ、
    効果的な治療は難しいでしょう。
    情報共有を通じて、患者に最適なケアを提供する環境が求められています。
  • 第3章:医療療養型病院の特徴と転職に興味がある方へ
    医療療養型病院の魅力は多岐にわたる。高齢者の支援や医療ニーズへの貢献が感じられる場所。 自分で転職をするのが難しければ、転職エージェントを活用し、
    自身のキャリアを相談し、しっかりと未来を描きながら、
    理想の環境で充実した薬剤師としてのキャリアを築く方法をご紹介します。

この記事を書いた人

新卒より病院で働く薬剤師(30代)
生涯病院のために尽くそうと
病院への興味と転職を広げようと思い立ちブログを開始。

2016年~現在まで病院薬剤師として絶賛勤務中…

病院薬剤師の転職の悩みを現場からリサーチ、発信するために
生涯の多くを病院薬剤師として勤めることを目標としております。

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薬剤師の幸福度を上げる転職を解説!

薬剤師の幸福度を上げる転職を解説!

みんなが幸せを感じるために。
アリシア
アリシア

薬剤師のとしてのキャリア全般を理解しておくと
今回の記事がより理解が深まると思うわ。

アースキー
アースキー

詳しくは↓コチラ↓の記事にあるので

合わせて読んでくださると嬉しいです。

時代の流れと高齢者の医療ニーズを知ろう

日本の医療ニーズが大きく変化しているのはみなさんも実感があるでしょう
その背景には、高齢者の増加があります。
2025年以降、団塊の世代が75歳以上となり、医療と介護の需要が一層高まると予想されています。
これに伴い、新たな医療スタイル「ときどき入院、ほぼ在宅」が注目を浴びています。

キーワードは、「ときどき入院、ほぼ在宅」

ときどき入院、ほぼ在宅」というスタイルでは、
病院での入院と自宅での在宅ケアを組み合わせ、
患者の状態に応じて柔軟な医療アプローチが必要とされております。

アースキー
アースキー

今回の補足に関して
コチラの記事を参考にさせていただきました。

Tune
Tune

まさにこれからの時代に必要な
医療サービスの考え方ね!

「ときどき入院、ほぼ在宅」を
支える<地域包括ケア病棟>とは?

https://www.solasto.co.jp/company/solastoonline/onlinecontents-18.html
アースキー
アースキー

以前のキーワードは

住み慣れた地域で、最期まで

という地域完結型でした。

Comprehensive-community-care-system

地域包括ケアシステムの実現へ向けて より
(厚生労働省)

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/chiiki-houkatsu/

このトレンドは、高齢者の方々にとって非常に大切なものでした。

高齢者は自分の住環境や地域社会に愛着を持っており、
そこでの暮らしを続けることが望ましい
とされてきました。
また、家族や友人との関係も深く、
地域の環境に溶け込んだ生活を送りたいという願望がありました。

しかし、時代の変化や高齢者のニーズの変化に伴い、
医療のアプローチも変わってきています。

病院と在宅医療のシームレスな連携 より
(在宅医療関連講師人材養成事業/全日本病院協会)

https://www.mhlw.go.jp/content/10802000/001086089.pdf
アースキー
アースキー

地域と病院、さらに薬局などが連携し、
患者の健康を総合的に
サポートする体制が求められています。

薬剤師としての役割も大きな変化を遂げています。
療養型病院では、入退院を繰り返す患者の情報連携が不可欠です。
病院と薬局が連携し、患者の状態や処方箋の変更をスムーズに共有することで、
安全で質の高い医療を提供できる
のです。

この変化を受けて、病院薬剤師の存在は今後も大いに求められます
地域包括ケアの中で、薬剤師は患者の治療と生活の質を向上させる重要な役割を果たします。
今こそ、自身のキャリアに新たな可能性を見出すチャンスです。

転職を考える薬剤師の皆さん、未来の医療を共に築いていきましょう。

では、そんな時代の変化の中で薬剤師の役割とは何でしょうか

医療現場において薬剤師の役割は欠かせません。ただ薬を提供するだけでなく、
患者の病状や薬の効果を把握し、安全な服薬をサポートすることが求められています。

第2章では、そんな 新たな医療のトレンドに対応するため、
各職場での薬剤師のスキルや考え方
を見ていきましょう。

地域の薬剤師同士の連携が患者をより良くする

第2章では、地域の薬剤師同士の連携が患者の医療をより良くする重要性についてお伝えします。

第1章でお伝えしたように、入退院を繰り返すことが多くなる患者が多くなる時代で
薬剤情報の連携には病院と薬局の存在が欠かせません
その連携がさらに進化し、入院時の病院薬剤師と在宅時の薬局の薬剤師が連携し、
患者の服薬管理をサポートする時代がやってきました。

この地域の薬剤師同士の連携は、薬剤師の役割を大いに広げるチャンスでもあります。
地域の医療や福祉と連携し、患者の状態をトータルでサポートすることが大切です。

アースキー
アースキー

どんな場所て働いていても
薬剤師として患者を支えていく
この記事でそんなキッカケが得られれば幸いです。

各現場の薬剤師の役割とは?

入院時には病院薬剤師が処方箋の管理や薬の調整を行い、
患者の安全な入院生活をサポートします。
そして退院後も、在宅での薬の服用管理や副作用の確認を薬局の薬剤師が担当。
連携することで、 患者は安心して治療を受けながら自宅での生活を送ることができるのです。

  • 入院時の服薬管理
    病院薬剤師は入院時に薬の調整やポリファーマシーの監視を通じて、
    患者の安全な入院生活をサポートします。
  • 在宅でのフォローアップ
    薬局薬剤師は在宅での日常的な服薬管理のフォローを行い、
    患者が正しく薬を飲み続けられるようサポートします。
  • ドラッグストアの役割
    健康的な高齢者向けに、
    ドラッグストアの薬剤師はセルフメディケーションのサポートを通じて、
    健康維持を支援します。

全ての薬剤師に共通するのは、情報の共有。
病院、薬局、ドラッグストアの連携により、患者の健康情報は正確に伝達されます。

フォロー、アセスメント、フィードバックがポイント

地域の薬剤師同士が連携し、患者のケアをより良くするためには、
FAFが欠かせません。

Tune
Tune

FAFってっこよく書いているけど

これって何の略なのよ?( ´・ω・`)

アースキー
アースキー

これは
服用後のフォロー(F)、
薬学的アセスメントA)、
医師へのフィードバック(F)のことです。

フォローを通じて患者の状態を把握し、
アセスメントで適切な介入を計画し、フィードバックを通じて情報の共有
を行います。
対人業務が重要な世の中で欠かせないポイントとも言われてます。

follow
assessment
feedback

「FAF」で薬剤師の専門性と個性を向上、選ばれる薬局へ

https://www.cbnews.jp/news/entry/20201225152919 より

例えば、高血圧の患者さんが定期的に薬局に通って薬を受け取っている場合を考えてみましょう。

  • フォロー
    定期的な来局時に、患者の血圧や体調をチェックし、
    服薬遵守状況を確認します。
  • アセスメント
    患者の血圧が安定しているか、
    薬の副作用が出ていないかなどを評価。医師と連携して薬の調整を提案します。
  • フィードバック
    他の医療従事者と情報を共有し、患者の治療経過や状態について議論。
    新たな知見を得たり、効果的なケア方法を共有します。

FAFを通じて、薬局薬剤師同士が連携し、
患者の健康をサポートするための情報共有が行われます。
これにより、患者の医療ケアがより効果的に行われ、安全で質の高い治療が実現されるのです。

これまで流れで、 高齢者の増加による医療ニーズの変化について説明をしてきました。

そんな中であなたはどこで医療に貢献したいと考えておりますか?
私は、多くの患者に関わる貢献度の高く、プライベートも
確保しやすい療養型病院をオススメしております。

第3章では、療養型病院の特徴とその転職方法を具体的に見ていきましょう。

第3章:医療療養型病院の特徴

療養型病院とは、主な病床(ベッド)が
療養病床である病院の通称

小原病院 より

療養型病院は、その名の通り療養を重視する医療施設です。
穏やかな環境で患者と向き合い、
地域と連携しながら治療を行うことが特徴です。

アリシア
アリシア

回復期、慢性期とかたまに聴くけど

アレとは違うのかしら?。

G
G

療養型はその2つを中心に行われている

病院・病棟と考えてもらうのが良いぞ。

個人的なイメージはこんな感じ。

療養型病院の特徴をまとめてみました。

  • 患者の急変が少ない
    患者の状態が急激に変わることは少なく、
    医療スタッフは比較的予測しやすい状況で業務に当たることができます
  • 急性期より忙しくない
    患者の状態が安定しているため、
    医療スタッフは落ち着いたペースで業務を行うことができます。
  • プライベートの充実度が高まる
    決まった時間に帰宅できることが多く、休みも取りやすいことから
    私生活の時間を取りつつ、充実した医療ケアを提供する場所としての
    魅力があります。

高齢化社会において医療のスタイルが変わる中では、
地域の薬剤師連携がますます重要です。
療養型病院の特徴を知り、転職の選択肢を検討することは、
より良いキャリアを築く一歩かも
しれません。

Tune
Tune

病院はとくに「ありがとう」
という感謝を身近に感じることができる
素敵な職場だと思うわ💖

アースキー
アースキー

何気ないことですが、
仕事をしていて感謝される職業って
とても素敵だと思います。

働く幸せはお金に以外にも実は数多くあります。
詳しくはコチラ↓の記事を参考にしてください。


転職を考える方々にとって、
こうした環境でのキャリアパスも魅力的ではないでしょうか?

療養型病院での薬剤師の役割

基本的な役割は急性期と変わりはないのですが
患者1人に関わる期間が長いのが特徴です。
また、患者家族や地域連携で
薬剤方面からのアプローチも重要になります。

Tune
Tune

一部の薬を除いて

高い薬を飲んでいると入院が難しい

という一面も持っているわ。

アースキー
アースキー

だからこそ、病院の薬剤師が必要なんや。

・入院期間中にお薬が足りるようにフォロー
・処方が出ても在庫が残らない
地道に患者と病院の負担が極力でないように
サポートしているんやで。

地域連携の部署の方々にはいつも助かってます。

療養型では
職員のライフワークバランスの取りやすさなど一般的な特徴をまとめてみました。

  • 忙しくない環境でプライベートを充実
    療養型病院は急性期とは異なり、患者の急変が少なく、
    比較的余裕のある業務が魅力です。
    日々の業務が忙しくなく、プライベートな時間を大切にできる環境が整っています。
  • 企業単位での大きな病院が多く、福利厚生が充実
    病院は大きな企業単位で運営されることが多く、
    そのため福利厚生が充実していることがあります。
    働きながら安心してキャリアを築くことができる環境と言えるでしょう。
  • 年収には要注意
    一方で、病院業界における年収は、
    薬局やドラッグストアなどに比べて低い傾向にあります。
    そのため、給与面でのバランスを考えることも大切です。
アースキー
アースキー

特に転職をしたことがない方は
どんなことに気を付けたらいいの?

と気になるでしょう。

実は、年収で得られる幸福は
1年程度しか続かないと言われてます。

アリシア
アリシア

どんな金額でも人は
金銭感覚に慣れちゃうんですって(;’∀’)
高い幸福度を維持するには不向きなようね。

アースキー
アースキー

逆に、幸福度を高めるコツについては

コチラ↓の記事で詳しく書いてあるでございます。

副業で稼ぐ手段もあるこのご時世。
セカンドキャリアとしてセミFIREとして病院を選ぶのも
1つの選択肢ではないでしょうか?

転職に興味がある方へ

全国には、現在約8,300もの病院がある(2019年5月)
この中から自分に合った病院を1から探すのは
自分の知っている情報とネットを駆使しても限界があると思います。

アリシア
アリシア

そういうアースキーさんは

どうやって転職したのよ?

アースキー
アースキー

私は
下図で言うと②ですね。

4-type-job-change
アースキー
アースキー

私自身の半年間の転職経験
かなり、具体的に記事にしてあるので

興味のある方は↓コチラ↓からどうぞ!

Tune
Tune

それでも、自分で転職するのは
時間も取れない

・やりかたを調べても分からない
・今の職場への不安 とか悩みは尽きないわ
こういう場合はどうすればいいのよ…

(´・ω・`)

アースキー
アースキー

そこで活躍するのが転職エージェントです!
医療業界ごとにエージェントがあり
薬剤師に特化した転職エージェントもございますよ!

転職エージェントを利用するメリットは

  • 転職の相談だけでも十分に対応してくれる
  • 自分の今目指したい
  • キャリアに合った病院を提供してくれる

私自身も半年に1度は相談をしている
そのおかげで日々の中でも転職を見据えた
おかげで今の職場でも新しいことに挑戦できるようになった

全国各地の病院を選択肢として
探せるのも、とても魅力的です。

新しい世界が見えてくると、
今の仕事の良さも再発見?( ̄ー  ̄)
アースキー
アースキー

転職はもちろん1人でもできますが

最初はエージェントに登録して
転職の流れを下記の記事で詳しく説明しております。

Tune
Tune

実際に転職をしなくても

相談するだけでも

エージェントとしては大歓迎だから

是非、記事を参考にしてみてね!

療養型病院への転職は、プライベートを大切にしつつキャリアを築く魅力的な選択肢です。
自身のライフスタイルやキャリア目標に合わせて、
最良の決断をするためにも、情報収集と準備を進めてみることをおすすめします。

おわりに

今回の記事では、高齢者の健康と笑顔を支える重要な存在として、
療養型病院の魅力
をお伝えしました。
私たち薬剤師が、これからますます増える高齢者の医療ニーズに応えるためには、
知識と情熱が求められます。

  • 【第1章:時代の流れと高齢者の医療ニーズを知ろう】
    日本の医療ニーズは、ますます高齢化により大きく変化しています。
    特に団塊の世代が75歳以上となる2025年以降、 医療と介護の需要が急増する見込みです。
    これに伴い、「ときどき入院、ほぼ在宅」という在宅治療のスタイルが浸透してきました。 この変化に適応し、地域包括ケアの一翼を担うことが求められています。
  • 第2章:地域の薬剤師同士の連携が患者をより良くする】
    療養型病院において、
    地域の薬剤師同士の連携は患者ケアの質を向上させる重要な要素です。
    病院でポリファーマシーや治療経過に対する薬剤の評価
    薬局などの在宅サービスによるフォローアップまで幅広く展開されます。
    地域の薬剤師同士が情報を共有し、連携を図ることで、
    患者のQOL(生活の質)向上に貢献することができます。
  • 【第3章:療養型病院の特徴と転職に興味がある方へ】
    療養型病院は、急性期の医療とは異なる特徴を持っています。
    患者の急変が少なく、比較的ゆとりある環境で医療ケアが提供されます。
    そのため、プライベートの充実度が高く、長く働き続けやすい環境と言えるでしょう。
    病院単位で大きいことが多く、福利厚生も整っております。
    転職に興味をお持ちの方には、専門のエージェントを利用することをオススメします。
    エージェントはあなたの転職プロセスをサポートし、
    スムーズな転職を実現するお手伝いをしてくれます。

あなたも、高齢者の方々の健康と笑顔を支える薬剤師になる一歩を踏み出しませんか?
転職に関しては、友人や家族だけでなく、プロのエージェントもあなたの力強い味方です。
1人で悩まず、専門知識を持つ人々に相談してみましょう。

これからの医療現場は、私たちの尽力と情熱がますます必要とされる時代です。
ぜひ、あなたの力を医療の一翼として発揮し、
高齢者の健康と笑顔を支える存在として活躍してみませんか

家族も適度に通える場所での
ケアの希望は結構ございます。

治療から介護医療、介護医療から最期
地域一環で取り組む未来に。
その現場で共に働きませんか?

ではまた、次のブログで 

Thank you for watching!
See you Next!

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