はじめに
次回はお薬手帳を持ってきてくださいね。
薬剤師として
このセリフをあなたは何度聞き
何度伝えましたか?
そして、それはどのくらい
患者に伝わりましたか?
入院の予約の方々の情報が不明だと
治療が適切に継続されないことも
場合によっては、手術の延期なども起こる。
お薬手帳は電子化に対しては
全ては時代の流れが決める
と考えております。
そこで今回はお薬手帳について
- 病院側から考えるお薬手帳の重要性
- まずは自分たちがお薬手帳をもつこと
- 電子化への発展はあるのか?
という3つの視点から
話題を広げていきたいと思います。

病院側から考えるお薬手帳の重要性
入院患者を受け持つ
病院や診療所の立場からは
お薬手帳ほど
おくすりの情報ほどわかりやすいものはない。
と感じている。
特に、紹介入院や転院先からの
複数の医療機関からの情報が
まとめてあるので
非常に助かっている。

お薬手帳を見れば
その患者さんの薬が
全部載っているんじゃないの?

お薬手帳には、不足ている情報が
意外に結構あるんです。
しかも、その情報が必要なのは
入院や訪問看護に介入するときだから
薬局ではあまりに必要なく
スルーされるのが現状です。
また、お薬手帳に必要な情報が
必ず記録されるわけでもありません。
- 院内処方ではお薬手帳へ記載されない
- 転院では転院先からの情報しかない
- お薬手帳に情報を貼っていない
こういった、原因から
お薬手帳で全ての情報を把握できないのが
入院時に起こる悩みでもあります。

このお話については
別の記事で取り上げる予定です。
他の病院薬剤師に伺っても
お薬情報は、連携不足というのを
感じているようです。
おくすりの情報なども一元管理できる方法が
できるとよいですね(^_^;)
まずは自分たちがお薬手帳をもつこと
人の振り見て我が振り直せ
とはいうが今回の場合
自分たちがお薬をもらう際に
おくすり手帳に貼っていますか?
という問いをあえてしたい。

おくすりを普段使用していない
私でもおくすり手帳の重要性は
理解している。
私も時々、もらうおくすりの情報は貼っており
院内処方など情報の発行のない場合は
手書きで追加している。
お薬手帳も日頃から持ち歩いている。

スマホや財布とならんで
貴重品のようにしているわね。
日頃から持ち歩く
メリットはなにかしら?

アースキー自身が、入院をする際に
すぐにお薬手帳があると助かる便利さを
色々な患者さんを通して知っておるからじゃ。
お薬手帳がないと手術の予定が
延びたり治療でお薬の相互作用の
確認もとれず不便な経験を何度もしてきた。
逆にお薬手帳1つあれば
適切な治療を1分でも早く行うことができる。
自分が良いと思ったことは広げる。
その考えがあなたにも
フォロワーにも
広がってくだされば幸いです。

電子化への発展はあるのか?
現金や紙媒体での作業などが
多く残る医療業界ですが、お薬手帳も
なかなか電子化が進まないのが現状です。
しかし今の時点(2022年)では
お薬手帳はそのままで良いと思います。

手書きやら紙媒体が
超苦手!というアースキーさんが
お薬手帳の電子化に
積極的でないのはどうしてなの?

これは、彼自身が決めることではなく
世間が電子化に積極的なれば
自然とお薬手帳の未来も変化していくもの
ということらしいわよ。
文明の発展は素晴らしいですが
紙の記録は日本でも約1600年の歴史を持つ。
それだけ受け継がれるものが
消えてゆく可能性は低いでしょう。
どれだけ電子化が進む未来でも
紙媒体というのはなくならない。
しかし、スマートフォンなど
新しいものを有効活用
することは賢い判断です。
いざ、お薬手帳がなくても
急な入院に対応できるように
- スマートフォンでお薬情報を撮影しておく
- お薬そのものを写真に収めておく
最近では、骨折でのレントゲン写真なども
自分のSNSに載せる人もいるので
自分の治療のデータを持っている人は
意外に多いのかもしれません。

お薬手帳だけは紙媒体で残る未来になると
私個人は考えております。
おわりに
今回の記事の内容のおさらい
- 病院側から考えるお薬手帳の重要性
入院時の治療を継続するためにも
情報所でも良いので必ずお持ちください - まずは自分たちがお薬手帳をもつこと
自分が入院するときのことを
考えておき、模範される良き患者と
なる機会があることを忘れずに - 電子化への発展はあるのか?
時代の変化とともに変わっていきますが
長い紙の歴史では
お薬手帳は今後も残り続けるでしょう
薬剤師が集う
薬剤師会がお薬手帳の大切さを伝えても
その影響は大きくない。
大切なのはどれだけ多くの人が
この世に広められるものかである。
漫画や小説・メディアSNSなどを
利用する人も多いので
そこからお薬手帳に対する認識が
どう変わるかが今後も重要になる。
現代文明を利用した管理方法こそ
最も薬剤情報を効率的に把握できる
ではまた、次のブログで
Thank you for watching!
See you Next!